2012年 12月 29日
旧ソ連(Uゾーン)のQSLカードの整理 |
古いQSLカードの中に旧ソ連のQSLカードがたくさんあった
整理しよう
ソ連とはソビエト連邦共和国といって15の共和国の連合体だった
オリンピックでは昔は単一国家扱いでUSSRだったよね
それがバルト三国が独立し、残りの12の共和国も独立国家共同体(CIS)って時期もあったけど、今じゃ共和国が完全な独立国となっている
いわゆるソ連崩壊
アマチュア無線の世界ではソ連崩壊前もそれぞれの共和国が別カントリー扱いだったものだから数は稼がせてもらった
私がDX通信をやっていたのはまさにソ連崩壊前後の1990年前後
その頃はソ連局は非常にアクティブであり、「Uゾーン」=雑魚ってイメージがあった
QSLカードもBURO経由でちゃんと届いたが、紙や印刷の質の悪さはさすが東側と感じざるを得なかった
西側の無線機を使わずほとんどは自作の機械でやっていたんだろう
クラブ局も多く、オペレーターのハンドルネームはほぼ「ALEX」
日本と違い、SWLやクラブ局で経験を積まないと個人局になれなかったんだろう
SWLカードも何枚か届いたなあ
個人の住所なんか記載されていなかった
そのかわり、必ず運用地の州ナンバーのオブラスト(OBL)ナンバーが記入してあり
珍OBLへの移動局なんかもあった
その後私はアマチュア無線から離れていたのだが、今のロシアのアマチュア無線はコールサインから設備から大きく変わった模様
ネットで見ると写真のQSLカードもあるみたい
旧ソ連時代には考えられない
手持ちのQSLで旧ソ連の共和国が全部あるか、現在のプリフィックスがどう変わっているのか確認してみよう
旧Uゾーンの15共和国(現国名で括弧部は現プリフィックス)
UA ロシア(UA)
UB ウクライナ(UZ)
UC ベラルーシ(EU)
UD アゼルバイジャン(4J)
UF グルジア(4L)
UG アルメニア(EK)
UH トルクメニスタン(EZ)
UI ウズベキスタン(UJ)
UJ タジキスタン(UL)
UL カザフスタン(UN)
UM キルギスタン(EX)
UO モルドバ(ER)
UP リトアニア(LY)
UQ ラトビア(YL)
UR エストニア(ES)
なお旧ソ連部のカントリー(エンティティ)は
ロシアが
UA1~6 ロシア(ヨーロッパ部)
UA8~0 ロシア(アジア部)に別れ
さらにロシア飛び地の
UA2F カリニングラード州
さらに離島の
4K2 Franz Josef Land(これは北極の諸島)
4J1 Malyj Vysotskij I(フィンランドへの租借地)→消滅
と19カントリーもあった
さて、QSLを引っ張り出してみよう
●ロシア
【UA1~6】【UA8~0】ロシア
いわゆる雑魚の筆頭ロシア
国土が広いからヨーロッパ部とアジア部が別エンティティ扱い
二文字目がZはクラブ局だったか?
これはヨーロッパもアジアもたくさんあった
US1Aってアメリカとの共同オペの特別局(レニングラード)
交信日付は1990年だからソ連末期
ペレストロイカ!
【UA2F】カリニングラード州
バルト三国を挟んだ飛び地
よって別エンティティ扱い
2枚しかカードなかった
【4K2】 Franz Josef Land
4K2OTと交信(14・28MHz)
【4J1】 Malyj Vysotskij I
4J1FSと交信(14MHz)
●バルト三国
【UP】=LY リトアニア
【UQ】=YL ラトビア
【UR】=ES エストニア
歴史的背景からソ連崩壊前に独立を宣言した国
私がDXはじめたころには独立して新コールになっていた
LY2WWは1990年11月
YL2UZは1991年1月
ES3RYBは1990年5月の交信
エストニアの局は1990年1月以降はESコール、それ以前はURコールだったようだ
ここも枚数が少ない
●東ヨーロッパ部
【UB】ウクライナ
【UC】ベラルーシ
【UO】モルドバ
ウクライナは枚数多いが、ベラルーシは少ない
モルドバは写真のカード一枚のみ
ウクライナのRB8Mってのはコンテスト用の特別コールらしいがかっこいい
●コーカサス三国
【UD】アゼルバイジャン
【UF】グルジア
【UG】アルメニア
民族問題の坩堝。南コーカサスの上記3共和国は独立したが、
北コーカサスはまだロシア連邦から独立できないんだな
チェチェンとか有名
雑魚のUソーンの中では比較的珍だと思う
カードを漁ったが、アゼルバイジャン2枚、アルメニア1枚(ロシアからの移動局)
グルジアは残念ながらなかった
●中央アジア
【UH】トルクメニスタン
【UI】ウズベキスタン
【UJ】タジキスタン
【UL】カザフスタン
【UM】キルギスタン
日本からの距離が近く比較的交信しやすい
これは全部ありました
国土の大きさに比例して人口も多いんだろうか
カザフスタンが一番多かった
一番少ないのはタジキスタン1枚
1989年の5月だからWPXCWと思われる
結論:グルジア以外は全てあったので、旧ソ連関係だけで18カントリーをゲットしていたことになる
整理しよう
ソ連とはソビエト連邦共和国といって15の共和国の連合体だった
オリンピックでは昔は単一国家扱いでUSSRだったよね
それがバルト三国が独立し、残りの12の共和国も独立国家共同体(CIS)って時期もあったけど、今じゃ共和国が完全な独立国となっている
いわゆるソ連崩壊
アマチュア無線の世界ではソ連崩壊前もそれぞれの共和国が別カントリー扱いだったものだから数は稼がせてもらった
私がDX通信をやっていたのはまさにソ連崩壊前後の1990年前後
その頃はソ連局は非常にアクティブであり、「Uゾーン」=雑魚ってイメージがあった
QSLカードもBURO経由でちゃんと届いたが、紙や印刷の質の悪さはさすが東側と感じざるを得なかった
西側の無線機を使わずほとんどは自作の機械でやっていたんだろう
クラブ局も多く、オペレーターのハンドルネームはほぼ「ALEX」
日本と違い、SWLやクラブ局で経験を積まないと個人局になれなかったんだろう
SWLカードも何枚か届いたなあ
個人の住所なんか記載されていなかった
そのかわり、必ず運用地の州ナンバーのオブラスト(OBL)ナンバーが記入してあり
珍OBLへの移動局なんかもあった
その後私はアマチュア無線から離れていたのだが、今のロシアのアマチュア無線はコールサインから設備から大きく変わった模様
ネットで見ると写真のQSLカードもあるみたい
旧ソ連時代には考えられない
手持ちのQSLで旧ソ連の共和国が全部あるか、現在のプリフィックスがどう変わっているのか確認してみよう
旧Uゾーンの15共和国(現国名で括弧部は現プリフィックス)
UA ロシア(UA)
UB ウクライナ(UZ)
UC ベラルーシ(EU)
UD アゼルバイジャン(4J)
UF グルジア(4L)
UG アルメニア(EK)
UH トルクメニスタン(EZ)
UI ウズベキスタン(UJ)
UJ タジキスタン(UL)
UL カザフスタン(UN)
UM キルギスタン(EX)
UO モルドバ(ER)
UP リトアニア(LY)
UQ ラトビア(YL)
UR エストニア(ES)
なお旧ソ連部のカントリー(エンティティ)は
ロシアが
UA1~6 ロシア(ヨーロッパ部)
UA8~0 ロシア(アジア部)に別れ
さらにロシア飛び地の
UA2F カリニングラード州
さらに離島の
4K2 Franz Josef Land(これは北極の諸島)
4J1 Malyj Vysotskij I(フィンランドへの租借地)→消滅
と19カントリーもあった
さて、QSLを引っ張り出してみよう
●ロシア
【UA1~6】【UA8~0】ロシア
いわゆる雑魚の筆頭ロシア
国土が広いからヨーロッパ部とアジア部が別エンティティ扱い
二文字目がZはクラブ局だったか?
これはヨーロッパもアジアもたくさんあった
US1Aってアメリカとの共同オペの特別局(レニングラード)
交信日付は1990年だからソ連末期
ペレストロイカ!
【UA2F】カリニングラード州
バルト三国を挟んだ飛び地
よって別エンティティ扱い
2枚しかカードなかった
【4K2】 Franz Josef Land
4K2OTと交信(14・28MHz)
【4J1】 Malyj Vysotskij I
4J1FSと交信(14MHz)
●バルト三国
【UP】=LY リトアニア
【UQ】=YL ラトビア
【UR】=ES エストニア
歴史的背景からソ連崩壊前に独立を宣言した国
私がDXはじめたころには独立して新コールになっていた
LY2WWは1990年11月
YL2UZは1991年1月
ES3RYBは1990年5月の交信
エストニアの局は1990年1月以降はESコール、それ以前はURコールだったようだ
ここも枚数が少ない
●東ヨーロッパ部
【UB】ウクライナ
【UC】ベラルーシ
【UO】モルドバ
ウクライナは枚数多いが、ベラルーシは少ない
モルドバは写真のカード一枚のみ
ウクライナのRB8Mってのはコンテスト用の特別コールらしいがかっこいい
●コーカサス三国
【UD】アゼルバイジャン
【UF】グルジア
【UG】アルメニア
民族問題の坩堝。南コーカサスの上記3共和国は独立したが、
北コーカサスはまだロシア連邦から独立できないんだな
チェチェンとか有名
雑魚のUソーンの中では比較的珍だと思う
カードを漁ったが、アゼルバイジャン2枚、アルメニア1枚(ロシアからの移動局)
グルジアは残念ながらなかった
●中央アジア
【UH】トルクメニスタン
【UI】ウズベキスタン
【UJ】タジキスタン
【UL】カザフスタン
【UM】キルギスタン
日本からの距離が近く比較的交信しやすい
これは全部ありました
国土の大きさに比例して人口も多いんだろうか
カザフスタンが一番多かった
一番少ないのはタジキスタン1枚
1989年の5月だからWPXCWと思われる
結論:グルジア以外は全てあったので、旧ソ連関係だけで18カントリーをゲットしていたことになる
by monaka333
| 2012-12-29 20:52
| アマチュア無線
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